カバキコマチグモ (Cheiracanthium japonicum)

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カバキコマチグモ(雄)

体長:10~15mm - 秋田県沿岸南部 標高約590m ライトトラップ

日本のクモの中ではもっとも毒性が強い有毒クモで、毒クモによる刺咬症例は本種によるものが多い。いわゆる「クモの巣」は張らない徘徊性種。

ススキやササなどの葉を巻いて巣を作ることが知られている。チマキ型や三角型に巻いた巣を作るが、産卵用、脱皮用、交接用など、用途によって形状が異なるそうだ。この画像のような朱色の頭胸部で腹部の黄色味が強いのは♂個体。♀は淡い黄褐色になる。

 

カバキコマチグモ(雄)

黒く大きなアゴを持つことから「クチグロ」という別名がある。噛まれると相当に痛く毒性も強いので、見かけても不用意に触らないよう注意したい。灯火には多くないが、夜行性で徘徊性のためか、昆虫補食目的と思われる個体がときどきやってくる。

 

by Nak@管理人 | 2021年2月20日 更新 | Category: 未分類 | Tags: , ,
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