夜間飛行　- 灯火にあつまる秋田県の昆虫 -

ミヤタケヒメツヤヒラタコメツキ （Hypoganus miyatakei）

体長：♂11～12mm内外/♀13mm内外/実測約14mm♀　-　秋田県秋田市　標高約145m 外灯

灯火下ではわりと冷静に撮影してるつもりだが、見たことのないコメツキムシで久々に手が先に出た…。晩夏のころに見られる種で｢針葉樹、大径木、腐朽部｣などがキーワードになるようだ。今年（2015年）印象に残った虫のひとつ。｢月刊むしNo.538｣に短報記録したので掲載。

※ 2016.8月上旬　秋田市alt.170m

2016年ライトトラップに飛来した個体。気がついたら白布にとまっていた。すでに鱗粉が付着していて綺麗な画像は撮れず…。昨年♀を見つけた場所と同区域で、ここなら本種が飛来するかもと期待していたら本当に飛来した。体型や触角などから♂個体と思われる。

右は昨年｢月刊むし｣に投稿した画像（♀個体）、左は今年飛来した♂個体。体型のほか触角などに違いが見られる。色彩は昨年の♀は黒みが強く、今年の♂はやや茶色がかっている。

※ 右の目盛りは♀個体を計測したもので♂はほぼ同サイズに拡大している（♂実測は約11.5mm）

※ 2016.12.7　画像追加・追記