ヒメクロナガコメツキ (Parallelostethus georgelewisi)
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体長:19~24.5mm - 秋田県沿岸南部 標高約590m ライトトラップ
黒色で大型のコメツキムシ。生木の樹洞内に生息し、ミズナラやハルニレなどの樹液に集まることが知られる。
ブナの立ち枯れやノリウツギに訪花した個体の記録もあるそうだ。個体数は少ないとされている。
(参考文献:秋田県のコメツキムシ – 秋田自然史研究会,2006)
2012年ライトトラップに飛来した♂個体 ※ 2012.8月中旬 県央内陸部alt.450m
画質が良くなかったので捕獲して撮り直した。 ※ 2012.8月中旬 県央内陸部産
灯火には毎年盛夏のころにコンスタントに飛来していて、一日に複数飛来することも多い。
生態を含めオオクロナガコメツキと似ているため以下比較画像を掲載しておく。
左がヒメクロナガコメツキ、右がオオクロナガコメツキ。ともに♂個体と思われる。
ヒメクロナガのほうが総体的に大きい印象で、前胸背板は長め、上翅は翅端に向かって細くなる
また、ほとんどの個体が翅端部が開き気味になるようだ。
ヒメクロナガコメツキ♀ ※ 2009.8月中旬 アカマツ古木の洞にいた個体
♀はやや太めになるが全体的な特徴は変わらない。
同定のポイントである前胸腹板の突起
左がオオクロナガ♂、中央がヒメクロナガ♂、右がヒメクロナガ♀ …残念ながらオオクロナガ♀の標本が無かった。
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