ライトトラップ 2005~2022

2005年以降~これまでのライトトラップの軌跡

 

外灯巡りはタイミングによりけりで効率の悪さを感じたことや、日中の週一程度の虫探しでは物足りない思いでライトトラップを始める(2004年~2005年ころ)。試行錯誤を繰り返しながら17年以上になった。水銀灯が入手困難な今、参考になることは少ないと思うが、これまでのライトトラップ変遷を画像で振り返りながらまとめてみた。

 

ライトトラップデビューから2009年ころまでは水銀灯300W1灯のパターン(↑画像)や、スパイラル蛍光灯のワークライトでシートを照らすなど単純な構成だった。白布は白防炎シートを使用。ハトメ付きで木々を利用して設置すること(↑左画像のようなこと)もできるため、ライトを肩に担ぎながら発電機を片手に持って車が入れないところに数百メートル歩いたりもしていた。もちろん今はそんな体力はない…できるだけ車を横付けできる場所を選んでいる。

 

※ 画像拡大でライトの構成やコメントを記載している

 

 

エスカレート期に突入。2009年に長谷川製作所のポールランタン(東芝ケミカルランプ仕様)を2本導入。翌2010年には集光形水銀灯400Wの投光器が加わった。さらに、2011年には灯火総研さんのHIDライト「SL-3050」が仲間入りし、翌2012年には2台に増殖する…。2014年には岩崎電気の大型投光器「ビームオン」が加わる(水銀灯400W)。場所や時期で組み合わせを変えていた。白布は2012年ころから写真撮影用の大型ディフューザーを使っている(画像2枚目以降)。

しかし…気づきの瞬間(とき)がくる。点灯しすぎると白布に近寄れない…小昆虫を採りたい自分にとってはライトのつけすぎは不向きであることに気がつく(遅…)。これ以降は原点回帰でシンプル構成に戻りつつある。

 

 

ライト道具。今は水銀灯の入手は困難になってしまった(製造終了のため)。オークションやフリマに出品されている高額なものが残っているくらいではないだろうか。

 

これからライトトラップを始めたくてこのページに辿りついたかたもいると思うので今できる構成を考えてみる。

まずはHIDライトをおすすめしたい。発電機がいらず手軽にできるのも魅力で、今峰氏の「今峰製」や灯火総研さんの「MOTHLIGHT-C」など紫外線が多く出るように工夫された商品も販売されている。品質やアフターを含めてこの2つは間違いはない。自分は今から10年以上前に灯火総研さんのHIDライトを購入、2022年に今峰製のHIDライトを購入した。どちらとも何かと丁寧に対応してもらった。購入後の対応を含めておすすめできる。

 

この画像は300W水銀灯を中央に、電球形ブラックライト22W×2(表と裏)、電球形蛍光灯20Wで白布を照らしている。横に点灯しているのは今峰製HID。小昆虫や蛾類など様々な昆虫の飛来を求めるのであればこのようにカーテン法にすると効率がいい。カーテン幕にする白布と、それを照らす蛍光灯、ブラックライト、UV-LEDなどがあればHIDとの合わせ技で立派なライトトラップになり虫は集まる。クワガタが目的であれば初期投資はかさむがHID2台など複数台の点灯をおすすめする。経験上1台とでは効率が違ってくる。

 

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