ナミクシヒゲツヤムネハネカクシ (Quedius dilatatus)
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体長:15~23mm/実測約22mm - 秋田県秋田市 標高約175m ライトトラップ
盛夏のライトトラップに飛来した。「ナミクシヒゲハネカクシ Velleius dilatatus」とされていた種だが、ツヤムネハネカクシ属となり和名改称になっている。
ツヤムネハネカクシの仲間はスズメバチの巣から得られるものが複数種知られており、本種もスズメバチの巣から確認されている。産卵目的の♀だけでなく繁殖相手を求めて侵入してきた♂も得られているそうだ。
スズメバチの巣以外では樹液に集まることが知られ、バナナトラップには数多く誘引される。この仲間の採集にはバナナトラップがもっとも有効と思われる。灯火にもときどき飛来しているが多くはない。
同個体標本(約22mm)。
以前掲載したコクシヒゲツヤムネハネカクシ(Q. setosus)と似ているが、上翅側縁の黄紋が基部のみであること(画像左上の小窓)、総体的に大型になることで区別できる。
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