スズキベッコウハナアブ(Volucella suzukii)
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体長:15mm前後 - 秋田県男鹿市 標高約80m ライトトラップ
沿岸地域でのライトトラップに飛来した。
赤褐色と黒の特徴的な色彩をしたベッコウハナアブ属(Volucella)の一種。ニトベベッコウハナアブ(Volucella linearis)などと同様の生態で、幼虫はスズメバチ類の巣に寄生することが知られている。巣盤から落ちる食べカスなどを食すほか、スズメバチ成虫の数が減ってくる営巣末期には幼虫や蛹なども食すことがあるそうだ。
♀成虫は夏期にスズメバチの巣内に侵入し巣盤などに卵を産みつける。
同個体標本。
本種の成虫は花上で見られることはほぼ無いようで、薄暮の時間帯や曇りの薄暗い日などに樹液場で観察されることが多いようだ。以前にぶどうジュースを使ったスズメバチ用のトラップに本種が入ったことがある。ライトトラップにはこれが初飛来だった。
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