コカブト/コカブトムシ (Eophileurus chinensis)
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体長:18~26mm - 秋田県央内陸部 標高約450m ライトトラップ
小型なカブトムシの仲間。秋田での記録はそれほど多くないらしいが、6月下旬~7月上旬の灯火で
ちょこちょこ目にしている。8月以降盛夏のライトへの飛来は稀な印象。
飼育産卵は簡単で、小型のプラケースなどに二次発酵マットをがちがち固詰めでセットするとよく産む。
産卵時計がわりとしっかりしているのか、6月~7月の時期を逃すと産みづらくなる。
夏に孵化した幼虫はあっという間に成長し約45日~50日で成虫になる。
自分の飼育環境では新成虫の越冬が難しく、越冬中に落ちてしまう個体が多い。
野外採集個体は難なく越冬し2年ほど生きることから、新成虫には動物質のエサを多く与えるなど
何かが必要なのだと思われる。動物質のエサを与えるとダニが湧きやすくなるが…。
肉食傾向の強い雑食性ではあるが、採集した野外個体であればカブト・クワガタ用の高タンパクゼリーで飼育可能。
過去に採集した♂個体。♀の前胸にある窪みはスリット状の「I」字形、♂の前胸にある窪みは画像のように「O」字状になる。
♂は小型になると前胸の窪みが狭く浅くなるため♀と間違えやすい。頭部の突起と合わせて見ると確実。
左♂右♀ ♂は突起状、♀は突起というよりは山のように小さく膨らむ。
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