ヤブキリ (Tettigonia orientalis)
Large-size @ ImageClick
体長(翅端まで):♂45~52mm/♀47~58mm - 秋田県秋田市 標高約140m 外灯
外灯下でマイマイガの卵塊をむしゃむしゃと食していた。
成虫は主に樹上で生活し夜は灯火に飛来することがある。多少の色彩変異のほか、草原性や速鳴き遅鳴きなどの地域個体群が知れているが、ヤマヤブキリ(T.yama)、イブキヤブキリ(T.ibuki)を除いて、今のところ本種として扱われるようだ。
獰猛で少々大きめの昆虫など何でも捕食するイメージがあるが、蛾の卵塊を食すのは初めて見た。キリギリスの仲間では最も普通に見られる種だが、夜行性傾向が強いため夜間灯火下のほうが目にしやすい。
※ 2020.8月下旬 男鹿市alt.80m
黒化した♀個体。ここの周辺ではこのような色彩のヤブキリが多く見られる。
上の画像と同一個体。
日本産直翅類標準図鑑(学研)の図版を見ると、新潟県粟島の個体がこのような色彩になっている。沿岸部(の草原?)の個体群が共通点のような気もするが詳しくはわからない。ここの個体群は山地で見る個体群より大きめでガッシリとした印象がある。
※ 2020年12月27日…黒化個体の画像を追加+追記
Comments (0)