夜間飛行　- 灯火にあつまる秋田県の昆虫 -

ツマジロカメムシ （Menida violacea）

体長:7.5～10mm　-　秋田県秋田市　標高約140m 外灯

前掲載のスコットカメムシ（M.disjecta）にやや似るが、こちらは体色が暗紫色で強い光沢があり、和名の由来でもある小楯板先端の白色がよく目立つ。灯火飛来はそれほど多くないが様々な植物上に見られる。

同属のナカボシカメムシ（M.musiva）や、属は違うもののブチヒゲカメムシ（Dolycoris baccarum）なども小楯板先端が白っぽくなるためネット上ではときどき混同されたりしているが、それぞれ体色や触角の色彩パターンが異なっており、しっかり見れば容易に区別できる。