ツシマムナクボカミキリ (Cephalallus unicolor)
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体長:13~28mm - 秋田県央内陸部 標高約450m ライトトラップ
サビカミキリ(Arhopalus coreanus)やオオクロカミキリ(Megasemum quadricostulatum)に似るが、上翅端内角が小さいながら明瞭に突出することで区別できる(画像4枚目)。この個体は♀で、触角は上翅2/3には届かない。画像3枚目にサビカミキリ♂、オオクロカミキリ♂、本種の標本比較画像を掲載する。
これが♂個体。触角は長く上翅端に届くかやや超える。
ツシマムナクボカミキリ♂♀標本とサビカミキリ♂オオクロカミキリ♂の標本。
♂の比較では本種は厚みはあるもののややスマートな体型になる。♀はオオクロカミキリの♀とよく似ているが、色彩が褐色(オオクロ♀は黒~黒褐色)になることと翅端内角の突出で区別できる。
本県で見られる近似種ではほかにオオマルクビヒラタカミキリ(Asemum striatum japonicum)がいるが、灯火に飛来したのを見たことがないのでここでは比較対象にしなかった。
似た種との区別点になる上翅端内角の突出。
前胸背中央は広く凹む。ホストはアカマツ、クロマツ、カラマツなどのマツ類。秋田県では低山地~山地に多く、灯火には盛夏のころによく飛来する。
※ 2020年4月1日…標本比較画像と翅端内角の画像を追加+追記
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