ルイスマルムネゴミムシダマシ (Tarpela lewisi)
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体長:実測最小8mm~最大10.2mm - 秋田県秋田市 標高約170m ライトトラップ
膨らみのある前胸背と長めの触角が特徴のゴミムシダマシの仲間。山間部で秋に新成虫が発生する種のようで、9月下旬の灯火にたくさんの個体が飛来した。
※ 2021年2月8日…画像差し替え(♂♀標本と♂の腹面を掲載)
当初、雌雄差がよくわからなかったが、秋に灯火飛来する新成虫はほぼ♂個体であることがわかった。♂は翌春まで生存し、♀は翌夏まで生きる残るそうだ。♀の灯火飛来は越年後の初夏~夏ころに多い。
標本(左:♂約9mm/右:♀約10mm)。
触角や体型、前腿節の太さ、小腮髭の大きさなどに違いが見られる。本種の♂は腹面と前腿節の内側に毛があることで同属他種と容易に区別できるようだ。
♀は同属のコマルムネゴミムシダマシ(T. b. brunnea)に似るが、本種のほうが光沢が強く前胸背板の点刻は疎ら、上翅間室の盛り上がりが弱いことなどから区別できる。
♂個体の標本腹面。
本種♂の特徴である腹面の毛。真上からではわかりづらいこともあるので、少し斜め角度から見ると確認しやすい。
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