カシワトビカスミカメ (Psallus tonnaichanus)

 Large-size @ ImageClick

ライトトラップに飛来したカシワトビカスミカメ(オス)

体長:3.5mm内外/実測約3mm - 秋田県央内陸部 標高約400m ライトトラップ

山間部でのライトトラップに飛来した。

晩春~初夏ころから発生するトビカスミカメ属の一種で個体数はひじょうに多い。秋田県では本種のホストであるミズナラやカシワが沿岸地域にも分布することから生息域も広い。

発生のピークは初夏になるが、山地では8月ころまで見られる。ライトにはよく飛来している。

 

ライトトラップ下のカシワトビカスミカメ(メス)

※ 2021.6月上旬 由利本荘市alt.145m

体型が幅広に見えるのが♀個体。

前掲のクロツヤトビカスミカメ(P. aterrimusに似ているが、本種のほうが明らかに小さいことと触角全体が黄褐色になることで区別できる。