ヌルデケシツブチョッキリ (Auletobius fumigatus)

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ライトトラップ下で撮影したヌルデケシツブチョッキリ

体長:1.8~2.6mm/実測2.1mm(吻除く) - 秋田県秋田市 標高約175m ライトトラップ

山麓部でのライトトラップに飛来した。

ひじょうに小さなチョッキリの一種で、和名のとおりヌルデをホストにしている。産地はやや局地的ながら生息地での個体数は少なくない。ここの周辺ではそれなりに見られる。

 

ヌルデケシツブチョッキリ(標本)

同個体標本。吻を含めても2.6mmほど。

同属のヒメクロケシツブチョッキリ(A. puberulus)に似るが、本種の触角は長く、第2節と第4節が等長なことから区別できる(ヒメクロは第4節が短い)。

初夏~夏にかけて年2化しているようで、夏型の個体は上翅や前胸背板が褐色になるなど、黒色と褐色の組み合わせで変異がある。褐色の個体群はチャイロケシツブチョッキリとされていた時期もあったが、現在は同一種と判明し本種としてまとめられている。

 

by Nak@管理人 | 2022年3月14日 更新 | Category: 甲虫 | Tags: ,