ヘビトンボ (Protohermes grandis)
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体長:40mm前後 - 秋田県沿岸南部 標高約590m ライトトラップ
和名に「トンボ」とつくがトンボ科ではなく「ヘビトンボ目ヘビトンボ科」に分類される昆虫だ。
幼虫は渓流に生息する水生昆虫で「孫太郎虫」などと呼ばれ、古くから子どもの疳(かん)に効く漢方薬として知られている。
支脈の部分的な色彩などはよく見ると美しい。
しかしながら噛み付いてくる姿や掴んだときの柔らかい感触など、慣れるまでは苦手な虫だった。
首を曲げて噛みついてくる姿などが「ヘビ」とつく和名の由来になっているようだ。
大アゴは開くと立派で鋭い。灯火へは初夏から飛来するがクロスジヘビトンボ類より少し遅れて発生する。
成虫はナラ類など広葉樹の樹液にも集まる。
ときどき翅脈全体がこのように黄色になる個体も見られる ※ 2016.7月上旬 秋田市 alt.170m
2014年撮影の黄化型個体 ※ 2014.8月上旬 沿岸南部 alt.590m
※ 2016年7月9日 画像追加・追記
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