タマヌキオニゾウムシ (Gasterocercus tamanukii)
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体長:5.2~6.6mm - 秋田県央内陸部 標高約450m ライトトラップ
今年(2013年)ライトに飛来したゾウムシでは最もうれしい種だった。保育社甲虫IV に図示はなくアシナガオニゾウムシ(G.longipes)の欄に種名、分布(北海道・本州)などが記載されている。「稀」との記載もあるが、現状もきわめて稀な種のようで東北地方では福島県のみから記録がある。
~ 追記 ~
この後も複数の個体を得ていたことと福島県の2例目の報告(2016, InsecTOHOKU No.39)を受けて、秋田県のタマヌキオニゾウムシも同好会誌に記録した(2017, 秋田自然史研究No.71)。2019年に青森県からも記録され(2019, Celastrina No.54)、北海道・東北では、北海道(基産地)、青森、秋田、福島から知られる種となっている。
発生木が近くにあったのか、この夜は3頭飛来した。前脚の長短やフ節の毛を比較すると、最初の画像が♂個体で、この画像が♀個体と思われる。
似ている同属のアシナガオニゾウムシとの比較画像。体長はアシナガオニゾウムシのほうがやや大きい。
左:タマヌキオニゾウムシ 右:アシナガオニゾウムシ
※ 2020年12月11日…記録について追記
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