フタトゲホソヒラタムシ (Silvanus bidentatus)

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フタトゲホソヒラタムシ

体長:2.5~3.5mm - 秋田県大仙市 標高約90m ライトトラップ

画像では見えにくいが、前胸背板にある一対の浅く長い窪み、前角突起、複眼後方の特徴などかフタトゲホソヒラタムシと思われる。

野外では樹皮下、枯枝などに見られ捕食性であるが、貯蔵穀物などの害虫としても知られており、ほかの昆虫類に食害された穀物やカビが生じたものなどを好んで食害するそうだ。

※ 2023年1月25日…記事編集+大きい画像・標本画像を追加掲載

 

ライトトラップに飛来したフタトゲホソヒラタムシ

※ 2022.8月中旬 秋田市alt.175m

2022年に山麓部でのライトトラップに飛来した個体。本種は日本のほか、台湾、中国、朝鮮半島、アメリカ大陸、ヨーロッパ、オーストラリアなど世界に広く分布する。外来種。

 

フタトゲホソヒラタムシ(標本)

2枚目の個体標本(実測3.1mm)

前胸背板の前角は横方向に強く突出、側頭部は複眼後方で鋭く突出する。同属中の最大種。よく似たヒメフタトゲホソヒラタムシ(S. lewisi)は、体長2.1~2.5mmと本種より一まわり小さい。