コガネホソコメツキ (Sericus bifoveolatus)
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体長:実測約11mm - 秋田県秋田市 標高約170m ライトトラップ
近似種ヒメコガネホソコメツキ(S. hiramatsui)との区別が難しいが、触角の色などからコガネホソコメツキとして掲載する。緑銅~真鍮色をした綺麗な種で、晩春~初夏ころに見られる。ヤマモミジなどの花から得られ、灯火にもちょこちょこ飛来する。
ヒメコガネホソコメツキの触角は、雌雄とも基部3節が暗褐色~黄褐色で4節以降は黒色、コガネホソコメツキの触角は、♂はすべて黒色、♀は基節あるいは基部3節が暗褐色になりそれ以降は黒色になるそうだ。画像の個体は、触角全体が同色か基節がやや暗褐色に見える程度なので「コガネホソコメツキ」のほうだと思われる。脚の色は通常黄褐色になるようだが、この個体は暗褐色だった。
秋田県のコメツキムシ(2006, 秋田自然史研究会)によると、本州にはヒメコガネホソコメツキによく似た未記載種が存在すると書かれていることもあり、やはり♂の場合は交尾器を検するのが確実な同定方法になる。
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