マルガタゲンゴロウ (Graphoderus adamsii)
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体長:実測約15mm♀ - 秋田県男鹿市 標高約80m ライトトラップ
8月の沿岸地域でのライトトトラップに2週連続で飛来した。
発見時はすでに鱗粉まみれになっていたため水に入れて撮影した。上翅が細かい網目模様になる中型のゲンゴロウで、水草の多い比較的きれいな止水域に生息する。
※ 2020.8月上旬 秋田市alt.50m
翌週に別の場所で飛来した♂個体(体長14mm強)。池沼のある環境だったことから、この夜は本種以外にナミゲンゴロウ (Cybister chinensis)とセスジゲンゴロウ類(Copelatus)も飛来した。
本種は、関東以西では生息数が減少しておりレッドリストに選定している県も多く、環境省レッドリストにおいても絶滅危惧II類に選定されている(2020)。秋田県では今のところ少ない印象はないものの、安泰と思っていたシマゲンゴロウ(Hydaticus bowringii)がレッドリスト種(絶滅危惧II類)となり、水生昆虫の動向には今後も注意が必要と思われる。
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