エゾゼミ (Lyristes japonicus)
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全長:約59~65mm - 秋田県央内陸部 標高約400m ライトトラップ
盛夏に現れる大型のセミ。やや低めの声で「ギーーー」と鳴いている。
コエゾゼミやアカエゾゼミに似るが、コエゾゼミとは♂の腹弁や大きさ形状、色彩が橙黄色であること、
前胸背と中胸背の間にある橙黄色ラインが”基本”途切れないことなどから区別できる。
アカエゾゼミとは翅を含む全体の色彩で区別できる。
エゾゼミは多くの斑紋変異・色彩変異がみられる。
腹部が橙色になる「ab. iwaoi(var. iwaoi)」という変異型。
コエゾゼミのように前胸背と中胸背の間にある橙黄色のラインが側縁後方で途切れる個体。
日本産セミ科図鑑には「var. nigrofasciatus」という基本型範疇の変異として掲載されているが、
それらに比べると黒色切断部は短い。よく見るとうっすら点線状のラインがある。
頭部まで幅広くがっしりした印象。秋田では平地の森林から山地まで垂直分布は広い。
※ 2018年8月22日…画像追加・追記
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