コブヒメツノゴミムシダマシ (Cryphaeus boleti)

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ライトトラップに飛来したコブヒメツノゴミムシダマシ(雄)

体長:7.8~9mm/実測8mm - 秋田県央内陸部 標高約400m ライトトラップ

山間部でのライトトラップに飛来した。

♂の頭部に一対の角状突起があるヒメツノゴミムシダマシ属(Cryphaeus)の一種。体側は平行で細長い体型をしている。この仲間は立枯れや倒木などの菌類に集まると思われるが、本種についての詳しい生態はわからない。

日本産ゴミムシダマシ大図鑑(2016, むし社)によると自然度の高い広葉樹林に生息するようだ。わりと珍しい種とされる。

 

コブヒメツノゴミムシダマシ標本(雄)

同個体標本(♂)。

♂の角状突起は側面から見たときに低い三角状。図鑑では肢は黒色となっていたが、この個体は暗赤褐色のようだった

甲虫ニュースNo.155「日本産のヒメツノゴミムシダマシ属(ゴミムシダマシ科)について」の図や検索表がわかりやすい → PDF 。

 

by Nak@管理人 | 2023年3月9日 | Category: 甲虫 | Tags: ,