アカスジカスミカメ (Stenotus rubrovittatus)
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体長:5~6mm - 秋田県湯沢市 標高約365m ライトトラップ
吸穂性のカメムシで、イネホソミドリカスミカメ(Trigonotylus caelestialium)とともにイネの重要害虫として知られている。斑点米の原因となる種だ。これらのカメムシが多発する年は”カメムシ注意報”なるものが発令され、秋田県では今年(2013年)発令中。
※ 2021年9月18日…画像追加掲載(2、3、4枚目)
※ 2021.7月下旬 男鹿市alt.80m
ライトトラップに飛来した♂個体。♂のほうが体型はややスマートになる。
※ 2021.8月下旬 仙北市alt.450m
山間部でのライトトラップに飛来した♀個体。体側は♂に比べやや丸みを帯びる。
秋田県には、同属で色彩パターンが似ているキタアカスジカスミカメ(S. hasegawai)も分布しているが、本種は沿岸地域~ブナ帯に生息するのに対しキタアカスジカスミカメの生息は高標高地(山地~山岳帯)に限られている。以下に標本比較画像を掲載した。
左:アカスジカスミカメ 右:キタアカスジカスミカメ
アカスジカスミカメの赤色部はキタアカスジカスミカメでは黒っぽく暗色になる。触角の色彩も同様。標高で棲み分けされているが、両種ともイネ科に多く見られる。
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