夜間飛行　- 灯火にあつまる秋田県の昆虫 -

ホンシュウキオビホオナガスズメバチ （Dolichovespula media sugare）

体長:働き蜂14～16mm/女王19～22mm　秋田県沿岸南部　標高約590m ライトトラップ

キオビホオナガスズメバチ（本州亜種）の働き蜂と思われる。クロスズメバチ類より少しガッシリしているが、やや小型でかわいらしいスズメバチだ。この夜は3頭飛来した。

夜なのでおすましモード。本種は軒先や樹枝などの開放空間に巣を作るそうだ。ホオナガスズメバチ類のなかではもっとも攻撃性は高い。

※ 2014.8月 同所 ライトトラップ

約2週間後に同所でライトをつけたら20～30頭くらい飛来した。巣が近いのかと思い周囲の低木を見てまわったが見つけられなかった。この夜はモンスズメバチ（Vespa crabro）も2頭飛来していたため撮影も撤収もかなり気をつかいながらの作業となった。