エゾヨツメ (Aglia japonica)
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開張:♂65mm内外/♀100mm内外 - 秋田県秋田市 標高約100m 外灯
山麓の外灯に飛来していた。
ヤママユガ科の先陣を切って春に発生する種で、秋田市近郊では早い年で4月中旬ころに、遅い年ではゴールデンウィークころに見られる。春の大型蛾ではイボタガ(Brahmaea japonica)と並び人気がある。幼虫の食餌植物はカバノキ科、ブナ科など。
♀は♂に比べてひとまわり大きい。
※ 2011.5月下旬 大仙市 alt.240m
♂個体。触角は大きめで羽毛状になっている。
※ 2011.5月中旬 秋田市 alt.140m
ダム湖の外灯に飛来していた♀個体。エゾヨツメは静止時に翅を立てる傾向がある。
※ 2011.6月上旬 県央内陸部 alt.400m
ライトトラップに飛来したエゾヨツメの♀個体。平地では4月、山麓部では5月中旬ころに、ブナ帯の標高になると6月ころに見られる。眼状紋は角度によって鮮やかな青になる。
※ 2016.5月上旬 仙北市 alt.175m
最初は擦れて傷んだ個体かと思ったが、よく見たら黒斑が多いだけでそれほど傷んではいなかった。岐阜県や長野県から知られている通称「カキシブエゾヨツメ」いわれる型(黒化型・カキシブ型)と思われる。
上の画像と同個体。
翅裏側の黒斑や暗化具合はより顕著になっていた。通称にされるとおり柿渋塗りっぽい雰囲気がある。
※ 2020年4月6日…カキシブ型の画像を追加(画像6,7枚目)
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