エゾコガネヒメコメツキ (Sericus jezoensis)
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体長:9~10mm/実測9.5mm - 秋田県央内陸部 標高約185m ライトトラップ
春のライトトラップに飛来した。
金属光沢のあるコガネホソコメツキ(Sericus属)の仲間で、本種は記録されることの少ない珍しい種とされている。秋田県のコメツキムシ(秋田自然史研究会,2006)ではオオハナウドの花から得られた1♀のみの記録となっているが、その後の採集記録はわからない。灯火には2度目の飛来だった。
2011年に飛来した個体。晩春~初夏あたりに発生する種と思われる。色彩は明るい真鍮色の個体から、このような赤銅色がかる暗色の個体まで変異があるようだ。
1枚目の個体標本(左:交尾器)
銅色がかる個体だったが、標本は日を増すごとにくすんでいった。油によるものかもしれない。
コガネホソコメツキ(S. bifoveolatus)やヒメコガネホソコメツキ(S. hiramatsui)に比べ前胸背板は幅広くガッシリとした体型をしているため同定は容易。触角基部3節と各脚は褐色になる。
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