夜間飛行　- 灯火にあつまる秋田県の昆虫 -

ケラ （Gryllotalpa orientalis）

体長:30～35mm　-　秋田県秋田市　標高約175m ライトトラップ

直翅目の昆虫でコオロギに近い仲間。前脚がモグラのように発達し地中生活に特化しているが、それなりの飛翔力とそれなりの遊泳力も兼ね備える器用な昆虫。ケラは♂だけではなく♀も鳴く（発音する）そうだ。俗に言う「ミミズの鳴き声」はこのケラの声と言われている。

※ 2021年4月20日…幼虫の画像を追加掲載（5枚目）

 

生息環境が近ければ灯火にもよく飛来する。

 

※ 2011.5月下旬　大仙市alt.235m

過去にライトトラップ下で撮影した♂個体。♂は前翅基部側の翅脈に大きい三角室をつくるが♀ではこれを欠く。

 

上の画像と同一♂個体。

 

※ 2021.4月中旬　秋田市alt.8.5ｍ

日中に撮影したケラの幼虫。土中にいた。