クロアメイロコメツキ (Kometsukia vesticornis)
Large-size @ ImageClick
体長:9~12mm/実測12mm弱 - 秋田県秋田市 標高約175m ライトトラップ
雨降りのライトトラップだったため容器に入れて撮影した。
灯火以外では珍しいコメツキムシで個体数は少ない。以前掲載したアラハダチャイロコメツキ(Reitterelater rugipennis)と似るが、♂は触角第2節と3節が短かく(ほぼ等長)、4節目以降は顕著な鋸歯状になることなどから区別できる。灯火には7月下旬~8月にかけてよく飛来しており一晩に複数個体が飛来することもある。
※ 2019.8月上旬 同所
低山地~山地での灯火によく飛来する。この夜は3頭飛来した。
♂個体標本。♀の形態については甲虫ニュースNo.147(日本甲虫学会)の「アメイロコメツキ雌の形態について(pdf)」に詳しい。何頭か標本を確認してみたが、結局のところ近似種との差異がよくわからなかった。4枚目に似た個体の比較画像を掲載する。
灯火に飛来する似た種の標本。体長:左から(12mm,12mm強,12mm)。
左は以前掲載したアラハダチャイロコメツキ(R. rugipennis)、中と右は未同定。右はクロアメイロコメツキの♀かとも思ったが、触角第2節、3節と4節目の比が合致しないように思われた。アラハダチャイロコメツキの雌雄形態の違いなどもよくわからないため保留…。中の個体は前胸背の大きさからミヤコアラハダチャイロコメツキ(R. miyako)を疑ったが、解説などからこのような触角形状にはならないような?…まったく違う種かもしれない。
Comments (0)