夜間飛行　- 灯火にあつまる秋田県の昆虫 -

ウチワグンバイ （Cantacader lethierryi）

体長:3.7～4.6mm/実測約5mm(翅端まで)　-　秋田県秋田市　標高約175m ライトトラップ

山麓部でのライトトラップに飛来した。

河川沿いの草地などで目にすることが多く、流木や石起こしなどで越冬中の個体を見ることもある。灯火に飛来するとされているがライトトラップには初飛来だった。

※ 2019.9月　同所(別の個体）

2019年は同所でのライトに度々飛来していた。色彩や模様、翅型には変異がある。

1枚目の個体標本。

同属のオオウチワグンバイ（C. quinquecostatus）に酷似するが、狭前縁域（右拡大画像の白線で囲った部分）の小室が丸みを帯びた正方形に近い形状になることで区別できる。オオウチワグンバイの狭前縁域の小室は縦長で幅が狭い。

これまでオオウチワグンバイとされていた標本のほとんどが本種の誤同定だったそうだ。