キマダラカミキリ (Aeolesthes chrysothrix)

 Large-size @ ImageClick

ライトトラップに飛来したキマダラカミキリ(雌個体)

体長:22~35mm - 秋田県男鹿市 標高約80m ライトトラップ

盛夏のライトトラップに飛来した。

ビロード状の金色微毛がきれいなカミキリで、樹液や花に集まるほか灯火にもよく飛来する。秋田県では、沿岸部の県央~県南に断片的な生息地はあるが、県北部の分布についてはわからない。暖地性傾向の種と思われる。

ミヤマカミキリ(Neocerambyx raddeiの仲間であることから「キマダラミヤマカミキリ」という別名もあり、むしろその呼び名のほうが定着しているように思われる。

 

ライトトラップに飛来したキマダラカミキリ(雄個体)

やや摩耗した♂個体。♂の触角は長く体長の2倍を超える。この夜は雌雄ともにたくさんの個体が飛来していた。

 

樹液場のキマダラカミキリ

ミズナラの樹液にいたキマダラカミキリ。

日中よりも夜間のほうが活発で、ホストの樹幹を歩きまわっている。秋田県の生息地では主にカシワとミズナラにつく。

 

by Nak@管理人 | 2021年2月24日 | Category: 甲虫 | Tags: ,