チンメルマンセスジゲンゴロウ (Copelatus zimmermanni)

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外灯に飛来していたチンメルマンセスジゲンゴロウ

体長:5.3~5.5mm/実測約5.5mm - 秋田県秋田市 標高約40m 外灯

夏の深夜にふらっと立ち寄った外灯下でみつけた。

セスジゲンゴロウ属はどの種も似ているため同定は難しいが、本種は上翅の縦溝が10条で同属他種より多いことから容易に区別できる。分布は九州各地と琉球列島の一部、本州の一部になるが、本州では秋田県、静岡県、山口県からの記録で、かなり飛んだ謎な分布になっている。

 

チンメルマンセスジゲンゴロウ(標本)

局地的な分布になることからレッドリストに選定している県も多く、秋田県でも絶滅危惧II類(VU)となっている。秋田県版レッドデータブック2020 → PDF

本県での分布も局地的にはなるものの、生息地での個体数は少なくないようで、この夜に外灯下から持ち帰ったセスジゲンゴロウ類6頭のうち2頭が本種だった。

 

by Nak@管理人 | 2021年3月21日 更新 | Category: 甲虫 | Tags: ,