夜間飛行　- 灯火にあつまる秋田県の昆虫 -

アキタキノコカスミカメ （Fulvius ussuriensis）

体長:実測3.3mm前後　-　秋田県秋田市　標高約175m ライトトラップ

2017年のライトトラップに飛来した。

めずらしくハナカメムシ類が飛来していると思いよく見たらカスミカメムシだった。ツシマキノコカスミカメ（F. nozawai）によく似た同属のキノコカスミカメで、ロシアから記載されていた Fulvius ussuriensis と同定された。

昨年 Rostria No.65 に日本からの初記録として報告され「アキタキノコカスミカメ」の和名が新称された。 PDFはResearchGateで見られる → ここ。

白布上だと色が出ないので捕獲後に撮り直したが、動くこともあってしっかりは撮れなかった…。

ツシマキノコカスミカメと同じような生態だとしたら新鮮な伐採木や薪材につくと考えられるが、今のところこの1♂以外は得られていない。なんとか生態を観察したい。