アカスジキンカメムシ (Poecilocoris lewisi)

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アカスジキンカメムシ

体長:16~20mm - 秋田県秋田市 標高約140m 外灯

キンカメムシ科の美麗種で秋田県では丘陵帯~低山地に多い。数年前に比べると見かける頻度が高くなっているように思われる。

終齢幼虫で越冬し翌年の晩春から初夏にかけて成虫になる。低木の葉裏などで羽化し様々な植物の実や葉から吸汁する。灯火下ではこれが初遭遇だった。

※ 2021年4月21日…ライトトラップ初飛来時と終齢幼虫などの画像を追加掲載(3枚目、4枚目) 

 

アカスジキンカメムシ

※ 2015.9月上旬 秋田市alt.140m

同所の外灯下で2度目の遭遇。幼虫は低い位置にも多いためよく見つかるが、成虫は高所に移動するのか案外見つけにくい。この個体は前胸背板に寄生バエの卵と思われるオマケがついていた…。

 

ライトトラップ下のアカスジキンカメムシ

※ 2020.6月下旬 県央内陸alt.400m

ライトトラップには初飛来だった。

本種の灯火飛来については、ダムサイトの灯火下でしか見たことがなかったため半信半疑だったが、新成虫の時期や秋の移動時などに飛来することがあるようだ。ちょうど新成虫の時期だったのか、この夜は綺麗な個体が2頭飛来した。

 

アカスジキンカメムシ(5齢幼虫と羽化成虫)

※ 2012.6月上旬 秋田市alt.145m

日中に撮影したアカスジキンカメムシの5齢幼虫と羽化中の個体。低木で羽化していることが多い。