ハラグロコミズムシ (Sigara nigroventralis)

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ライトトラップに飛来したハラグロコミズムシ(雄個体)

体長:4.7~5.6mm/実測約5mm - 秋田県秋田市 標高約175m ライトトラップ

山麓部でのライトトラップに飛来した。

開放的な水域に見られる種で、そのなかでも木陰になるような水温の低い場所に生息する。秋田県では平地~山地まで生息しているが、丘陵帯から山地にかけて個体数が多い。本種は奄美大島や徳之島からも知られるが、北方系になるようで北日本などの寒冷地に個体数が多い。

 

ハラグロコミズムシ(雄個体標本)

同個体標本。

♂の頭部正面(顔)は中央部が浅く凹む。♂の前脚フ節の形状は偏五角形、ペグ列は山型になっているが中央部がやや湾入している。♂の前脚フ節の形状が特異なため近似種と区別しやすい。

 

by Nak@管理人 | 2021年3月23日 | Category: 半翅 | Tags: , ,