ヤナギチビトビカスミカメ (Campylomma annulicorne)

 Large-size @ ImageClick

ヤナギチビトビカスミカメ

体長:図鑑記載2mm内外(実測:3mm弱) - 秋田県央内陸部 標高約450m ライトトラップ

個体数の多い種とは思っていなかったが、今年(2015年)は7月中旬~下旬にかけてたくさん飛来した。♂の触角第2節は画像のとおり通常全体が暗化する。

 

ヤナギチビトビカスミカメ

後日ほど近い別所で飛来した♀個体。触角第2節は基半までは達しない程度に暗化するようだ。色彩は♂が淡緑色の個体が多く♀では黄緑がかる個体が多いように思われる。

 

ヤナギチビトビカスミカメ

別の個体♂

 

ヤナギチビトビカスミカメ

♀よりは淡い色彩だが、このように黄緑がかる♂個体も見られた。

 

ヤナギチビトビカスミカメ

別の個体♀。日本原色カメムシ図鑑第2巻(全農教,2001)の発刊時点で北海道(札幌)のみから知られていた種のようだが、web上の東奥日報さん(あおもり昆虫記)に掲載されているほか、秋田県の一部にも分布しているため、少なくとも北海道~北東北に産しているものと思われる。ヤナギ類に寄生する。

今年(2015)は春~初夏まで温暖な気候だったせいか山間寒冷地のカスミカメが例年より多いようにかんじられる。

※ 2016年…産地に「本州北部」が追加された

 

ヒメアオモンツノカメムシ